日本語って難しいですよね。漢字も多いし、似たような発音をすることが多くて、いざ書こうとすると迷うこともしばしば。
で、なかでもよくわからなくなりがちなのが「 どうり / どおり 」、「 とおり / とうり 」の使い方。例を挙げれば、
- どうりで~ / どうりで?
- 「 どうりでたけのこの里は美味しいわけだ 」
「 どおりでたけのこの里は美味しいわけだ 」 - ~のとおり / のとうり?
- 「 そのとおり、たけのこの里のほうがおいしい 」
「 そのとうり、たけのこの里のほうがおいしい 」
さてどちらの書き方・使い方が正しいのでしょうか?
どうりで~がは「 どうり 」が正しい
「 どうりで〇〇だ 」のときは使い方として「 どうり 」が正しいです。「 どおり 」ではありません。
このときの「 どうり 」は漢字で書くと「 道理 」。なにかしらの理由がある → なるほど、道理で〇〇なのか。のどうり、です。
冒頭の例文でいえばこうなります。
「 なるほど、どうりで(道理で)たけのこの里は美味しいわけだ 」
ってわけです。漢字で道理(どうり)だから「 どうり 」た正しい書き方・使い方と憶えるとわかりやすいです。
~のとおり は「 とおり 」が正しい
一方、「 〇〇のとおり 」のときは「 とおり 」が正しい書き方。
漢字で書くと「 通り 」。冒頭の例文でいえばこうなります。
「 そのとおり(通り)、たけのこの里のほうがおいしい。 」
漢字で 通り(とおり)だから「 とおり 」が正しい書き方・使い方と憶えるとわかりやすい。
まとめ:どうり、どおり、とおり、とうりの正しい書き方と使い方
- 「 どうりで~ 」は漢字の道理からきており、使い方・書き方として「 どうり 」が正しい。
- 「 ~のとおり 」は漢字の通りからきており、使い方・書き方として「 とおり 」が正しい。
コメントを書く