カラス(烏)の字が鳥より線一本少ない理由

カラス(烏)の字が鳥より線一本少ない理由

カァカァと鳴き、ゴミを漁る黒い不人気者、カラス。

カラスの漢字がなぜ鳥(とり)の字から線を一本取って「 烏 」か、みなさんはご存じですか?

それは「 カラスの目が見えないから 」です。

カラスの漢字が烏なのは、目が黒くて見えないから

皆さん、漢字がものの形を字に当てあてはめた象形文字であることはご存じですよね。

もちろん、鳥の字もトリの姿から作られた文字です。

実は、鳥 → 烏(カラス)でなくなってしまった一本線はトリの目を表す線。

カラスは全身が黒いため、黒目がどこにあるのかわかりません。

パッと見て目がみえないので、目のない鳥=鳥の字から目の部分を抜いた「 烏 」としたのです。

実際にはカラスにも目はありますし見えていないわけではないのですが、なんともうまく漢字で表現したものですね。

まとめ:カラス(烏)の字が鳥より線一本少ない理由

  • カラスは全身も目も黒く、パッと見たところ目がみえにくい。
  • そこで、鳥の字から目を表す1本の線を取り除き、烏の字とした。

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