我らが頭髪とキューティクルのお供、コンディショナー、トリートメント、リンス三兄弟。
……毎日髪に男を刷り込むのはいやだな。三姉妹ってことにしましょう。
そんな三姉妹ですが、さすがに毎日コンディショナー、トリートメント、リンスを全部使っているなんて方はあまりいないと思います。
実際、その道20年の現役美容師さんに訊いたところ「 さすがに全部使う必要はない 」と一笑。
じゃあなにが違うのかと詰め寄ったところ、意外な答えが返ってきました。
リンスとコンディショナーはほぼ同じもの
実はリンスとコンディショナーはほぼ同じもの。
メーカーによっても違いますが、一般的にはリンスの保護成分を強化したものをコンディショナーと呼びます。
リンス・コンディショナーは髪のキューティクルをコーティングし、なめらかにする役割を担っています。
コーティングによって摩擦による髪の傷みを防ぎ、指通りもよくなる効果があります。
トリートメントは髪の栄養剤
トリートメントは髪に栄養を補給する栄養剤です。
髪が傷まないようにコーティングする役割を持つリンスやコンディショナーに対し、トリートメントはすでに傷んだ髪を補修する効果を持っています。
なので、特にカラーリングやパーマによって髪が傷んだ場合などはトリートメントを使い髪を補修することが推奨されます。
コンディショナーとトリートメントの違いはあいまい
といってもコンディショナー(リンス)やトリートメントの境は曖昧。
具体的な定義があるわけではなく、メーカーによってもリンス、トリートメント、コンディショナーの呼び名は変わります。
また商品によってはトリートメント成分も入ったコンディショナー、逆にコンディショナーも兼ねるトリートメントも販売されています。
最終的には含まれる成分を確認したり、実際に使ってみて自身の髪にあうものを選ぶといいでしょう。
まとめ:コンディショナー、トリートメント、リンスの違い
- リンスとコンディショナーは髪が傷みにくいようコーティングし、指通りを滑らかにする効果をもつ。
- トリートメントは髪に栄養を与え、傷んだ髪を補修する効果。
- 近年はトリートメント効果もコンディショナー効果もあわせもつ商品が多く、実際の呼び名はメーカーや商品によっても異なる。
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