このサイトに来てしまったアナタ!突然ですがジブリで一番好きな作品ってなんですか?
一番といってもどの作品もすごく面白くてなかなか決めがたいところですよね。
もののけ姫もいいしラピュタもすごくいい。ああ、紅の豚も捨てがたい。
紅の豚といえば一昔前の戦闘機乗りたちに焦点をあてた映画。
では、当時のパイロットたちがスカーフやマフラーを首に巻いていた理由、ご存じですか?
あれ、ただのカッコつけではないんです。
昔の戦闘機はとにかく寒かった
理由は非常に単純で、昔の飛行機は寒かったからです。
昔のプロペラ機は風防がしっかりしておらず、パイロットは高速で動く飛行機でかなりの風を受ける必要がありました。
高度が上がればそれだけで気温も下がります。条件にもよりますが、1000メートルにつき6℃。
地上よりも寒い場所で吹きさらしの風を受けるのはさぞ寒かったことでしょう。
特に戦闘機乗りともなるとひんぱんに首をふって周囲の状況を確認する必要があったため、首もとまでガッツリ保護する服は着られませんでした。
そこで、服とは独立した防寒具としてマフラーやスカーフを巻くようになったのです。
豚は寒くないんじゃなかろうか……
日本海軍ではサメ避けとして
旧日本海軍では、マフラーやスカーフを海に不時着してしまったときのサメ避けとしても利用していました。
当時の日本には「 サメは自分より大きな魚は襲わない 」言い伝えがあったため。
日本海軍のパイロットは海に不時着し泳ぐ必要が出た場合、ふんどしにマフラーを結びつけ、大きな魚にみせかけることでサメ避けとしたのです。
まとめ:昔のパイロットはなぜマフラーをつけていた?
- 昔の飛行機は風防もしっかりしておらず、上空での飛行は非常に寒かった。
- 首もとまでつなかった服では首の自由がきかず視野が狭まるため、マフラーやスカーフが防寒具として重宝された。
寒いからマフラー、なんとも当たり前な話でした。
しかし紅の豚に出てくるポルコは豚だし、肉が多いから寒くなかったのでは?
なんて野暮な疑問はおいといて、今では誰でも快適に飛行機に乗れる時代になりました。
技術の進歩に感謝感謝です。
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