トリッシュのスタンド スパイス・ガールがしゃべれる理由【ジョジョ5部】

トリッシュのスタンド スパイス・ガールがしゃべれる理由【ジョジョ5部】

本体死後に発動するとあるスタンド能力により窮地に追い込まれたジョジョ5部の主人公らジョルノご一行。

回復能力を持つジョルノの両腕ごと敵を飛行機の外へ追い落とし、多大なる犠牲を払い一度は窮地を脱するも、結局飛行機内に敵スタンドが残っていてトリッシュ大ピンチ。

そのとき、耳慣れない声がトリッシュに助言し、窮地を脱します。その声こそトリッシュに発現したスタンド「 スパイス・ガール 」の声だったのです。

誰もが思ったことでしょう。スタンドなのにしゃべった!!!

スタンドだってしゃべるぞジョジョォーッ!

生き方のアドバイスまでしてくれるトリッシュのスタンドスパイス・ガール

シャベッタァァァアアアァアアア!!ワァァアナビィィィ!!
ジョジョの奇妙な冒険 コミック58巻より ©荒木飛呂彦/集英社。

スパイス・ガールがトリッシュとは別人格としてしゃべることで面食らった方も多いのではないでしょうか。

実は、スタンドが人格を持ちしゃべるのは割と普通のこと。言葉を発したスタンドも別の意志を持つスタンドはスパイス・ガールが初めてではありませんし、別にそこまで珍しいことではありません。

康一のスタンド エコーズAct3(4部 ダイヤモンドは砕けない)

ダジャレすら言ってのける康一のスタンドエコーズAct3

自身のスタンド能力を説明するエコーズ Act3。
ジョジョの奇妙な冒険 コミック38巻より ©荒木飛呂彦/集英社。

たとえば4部主人公の一人で5部冒頭ではジョルノと共闘までした広瀬康一のスタンド エコーズAct3も、本体である康一と会話をしています。

Act2までは喋らなかったのですが、Act3に進化してからはよくしゃべるように。ちなみに口癖はS・H・I・T!

ミスタのスタンド ピストルズ(5部 黄金の風)

しゃべるどころか6人分の人格を持つピストルズ

しゃべるどころか6人分の人格を持ち飯まで食うピストルズ。
ジョジョの奇妙な冒険 コミック49巻より ©荒木飛呂彦/集英社。

ブチャラティチームご一行のヒットマンにしてやられ役ミスタのピストルズイィイイイハァァ!

トリッシュとは腋の匂いまで共有することになるミスタのこと忘れてはいけません。

ぶっちゃけ私は忘れていたぞ。この辺はあとから書き足したぞ。

ミスタの性格をそれぞれ細分化して持っているものでしょうが、ピストルズはNo.1~No.7までの6体(No.4は不吉なので欠番)それぞれが一つずつ人格を持ち、性格も違っていて個性強め。意識もそれぞれ別に持っています。

ミスタとは別行動で情報収集したり、本体であるミスタが気を失いかけた状態でも単独で活動し、ブチャラティに敵の情報を与えるシーンもあります。

しかも飯まで食う。トスカーナのサラミなんて贅沢だぞ。にしてもスタンドが食べたものはどこに消えるのだろう。そしてスタンドが見えない人には食事シーンはどう見えるのだろう。

ケンゾーのスタンド ドラゴンズ・ドリーム(6部 ストーンオーシャン)

どころか敵にアドバイスまでしちゃうドラゴンズ・ドラゴン

敵にアドバイスしちゃうドラゴンズ・ドラゴン。このあとめちゃくちゃ怒られた。
ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン コミック8巻より ©荒木飛呂彦/集英社。

6部のストーンオーシャンでも、ケンゾーのスタンドであるドラゴンズ・ドリームがケンゾーの意志とは別にしゃべりまくってます。

ケンゾーのスタンドのくせに「 オレ中立 」と発言し、あまつさえ敵であるFFに能力をバラす。そのせいでケンゾーに怒られたりします。

自分の意志を持ってしゃべるって意味では、ドラゴンズ・ドリームが一番おしゃべりなおしゃべりクソ野郎スタンドといえるでしょう。

超ラッキーマン ポロコロのスタンド ヘイ・ヤー(7部 スティール・ボール・ラン)

本体に喋りかけて勇気づける能力のスタンドヘイ・ヤー

本体の背中を押すことが能力のヘイ・ヤー。
スティール・ボール・ラン コミック2巻より ©荒木飛呂彦/集英社。

また、7部のスティール・ボール・ランに登場する強運野郎ポロコロのスタンドヘイ・ヤーもポロコロの意志とは別に本体にアドバイスを送り会話をしています。

そもそもヘイ・ヤーは能力自体がポロコロを励まして勇気を出させたりアドバイスすること。しゃべれなきゃ意味がありません。

(ポロコロの強烈なラッキーはヘイ・ヤーのスタンド能力はなく、本人由来のもの)

各部に一体は独立した意志と人格を持つスタンドがいる

ほかにも、スタンドが出始めた3部以降、各部で必ず一体は自分で意思を持って喋るスタンドが出ています。

長くなりすぎるので省きましたが、3部チャカの(?)スタンド アヌビス神とか5部メローネのスタンド ベイビィ・フェイスとか。

自動追尾なので意志があるかは微妙ですが、吉良吉影のシアーハートアタックやポルポのブラック・サバスなど自動追尾型のスタンドも「 コッチヲミロッ! 」「 お前も『再点火』したなッ! 」などしゃべっていたり。

まとめ:スタンドであるスパイス・ガールがしゃべったことは別に不思議じゃない

たしかに全体からみれば自分の意志を持ってしゃべるスタンドの割合はそう多くはありません。スタンドの口を借りてスタンド使い本人がしゃべるパターンは多いんですけどね。特に敵ラスボスとか。

しかしスパイス・ガールに限らず、自分の意志を持ってスタンド使い本体と会話をしているスタンドは何体も例があります。

さらにいえば、スパイス・ガールには物質だけではなく「 発想を柔軟にして本体にアドバイスする 」能力もあるのかもしれませんね。

いいやないね。

※本記事は姉妹サイトの腹ぺこクマが踊りだすより移植したコンテンツです。

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