シロサイもクロサイもグレーなのに、なぜ名前に白と黒がつく?

シロサイもクロサイもグレーなのに、なぜ名前に白と黒がつく?

サイの中でも大きな体で人気のシロサイと、愛嬌のある姿で人気のクロサイ

シロサイ、クロサイなんて言われていますが、どちらも体の色はグレーで色だけで見分けることはできません。

ではなぜ白くもないのにシロサイ、黒くもないのにクロサイと呼ばれているのでしょうか?

幅広いという意味のワイド(Wijde)を聞き違えた。

シロサイは白くないのになぜシロサイ?

この子はインドサイ。

シロサイはクロサイとの大きな特徴の違いとして体の大きさだけでなく、口が横に大きく広い点があります。

そこでサバンナの現地人たちは幅広いという意味でワイド(Wijde)と呼んでいました。

このワイド(Wijde)をサバンナを訪れたヨーロッパ人がホワイト(White)と聞き違えてしまったために、口の広いサイはシロサイと言われるようになったのです。

同じく英語で「 幅広い 」の意味を持つワイド(Wide)とは聞こえなかったようです。

一方のクロサイは、「 こっちがシロサイならこっちはクロサイだろう 」となんとも大雑把な決め方でクロサイに決まりました。

なんだか日本のワイシャツと似たような話ですね。

ワイシャツはYの字でもないのになぜワイシャツ?

まとめ:シロサイもクロサイもグレーなのに、なぜ白と黒がつく名前?

  • シロサイは口が横に大きく開くため、現地では幅広いの意味を持つワイド(Wijde)と呼ばれていた。
  • これをヨーロッパ人が聞き間違えて翻訳したために、ホワイト(White)と勘違いされてしまった。
  • クロサイはシロサイが白ならこっちが黒ということで、と名づけられた。

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