フルハイビジョンに4K、さらには8Kを見据えるこのご時世に、モノクロや白黒は逆に新鮮なカラーリングです。
混同されがちなモノクロと白黒には実は大きな違いがあります。
同じ物と思われがちなモノクロと白黒の違いを解説!
モノクロとは?
モノクロとは単色を意味するモノクローム(英:Monochrome)の略です。直訳ではひとつの色。
単色 + 地の色で実質2色使いとなります。
上記画像のように白地に青や黄色地に緑など、白と黒以外の2色でもモノクロームとなります。
セピアも
古い写真でよくみられるセピアもセピア1色を使ったモノクロームの一種です。
セピア写真ももともとは白黒写真なのですが、経年変化により体色して茶色っぽくなり、さらに古い写真に使われていた鶏卵紙の黄ばみによりあのような独特な色味になります。
そういう意味では上記画像も含め画像加工によるセピアのカラーリングは本当のセピアではなく、あくまでもセピア調ともいえるでしょう。
白黒
白黒は色彩を持たない白 / 黒 / 混色の灰色のみで構成されたカラーリングを指す言葉です。グレースケールとも。
白地に黒もしくは黒地に白一色のみを使ったカラースケール。
つまり、白黒もモノクロームの一種です。
ですが、先述の通りモノクロームでは白や黒以外の色を使うこともあり、モノクロームがすべて白黒とは限らないところに違いがあります。
余談:白黒ベースで一部だけカラーのパートカラー
このように白黒画像の一部のみがカラースケールになっているカラーリングをパートカラーといいます。
宣伝用のポスターなどでよく見かけます。
一部だけをカラーにすることで主題を目立たせることができ、通常の画像に比べより鮮烈な印象を与えます。
1色使いではないため白黒ともモノクロとも違いますが、白黒をうまく利用した応用テクニックといえます。
Windows10 パソコンをモノクロ(白黒)にする方法
ちなみに、Windows10パソコンでコピペしようとするとときおり画面がモノクロ(白黒)になってしまうことがあります。
そんなときの対処方法が下記。
この機能を利用すれば逆に画面を白黒にして現代映画をモノクロ映画として楽しむこともできます。
色味が混じらないパキッとした白、黒、グレーが表示されるので、そのモニターでのグレースケールをみるにも使えるテクニックです。
まとめ:モノクロと白黒の違い
- 白黒は文字通り白と黒の2色のみで構成されるグレースケールのカラーリングをさす
- モノクロは白と黒に限らず、単色+背景色の2色使いのカラーリングをさす
- 白黒はモノクロの一種だが、モノクロが白黒とは限らない
コメントを書く